Microcystis aeruginosa
ペポパンプ

僕の青春はアオコだった
腐った光の届かないヘドロ
泡で緑色になった水面
ソウ魚は大量死していた。

それを愛して
ボートの免許を取り
水草に救いを求めた
燐と窒素の量を測定した。
キーファクターだった。

葦と姫蒲の後をくっ付きながら
ザリガニと戯れ
牛蛙に枕した。
ファントムは友達だった。



自由詩 Microcystis aeruginosa Copyright ペポパンプ 2010-09-22 22:41:17
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