ふくらはぎ
たもつ
冷たくなった朝が
空から落ちてくる
何か理解できないものが
パジャマを着て街路を走り続ける
軒下で洗濯物が干からびている
風景になることも出来ずに
右手で覚えている痛みと
左手で覚えている痛みとが
異なるので
時々消えたくなるけれど
困るね、あなたの
ふくらはぎが大好きだからさ
自由詩
ふくらはぎ
Copyright
たもつ
2010-09-16 19:52:00
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