僕は何のために
生まれたのでしょうか
僕はここで果たすべき役割は
なんでしょうか
わからないままに
僕はいまあなたの墓の前にやってきました

爽快な空の下

あなたがいたこと
僕がいること
それで
それだけで
良かったのかもしれません
あなたが風になっても

ときおり
あなたは夢に出てきます
でも
決まって
あなたをどなっています
どうしてでしょうかね
わがままな僕に
あなたはいつも優しかったのに

線香の香りが
空に摘まれていって
聞こえたような気がしました

お前は幾つになっても
わたしの子供


大人になって
もうひとつの風になってみせます