異国の片隅
番田
バックは 多分 明日も 保管している
ラジオに合わせて 改札を出て行こう
何一つ無い 私自身の世界に
酒を 想像し 地下鉄に追いかけ
街灯に今日も 想像させられた
財布を 思い悩む 冷蔵庫に思った
希少な食べ物が ポケットに 入っていた
夏休みの家路の公園を 迷路に さまよい歩いた
旅行雑誌でこの国々の一員になれた気がする
放送時間を抜け 遠い深夜に 到着した
自由詩
異国の片隅
Copyright
番田
2010-09-16 03:35:02
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