生きてる私の体温が心が哀しみが色々な命と繋がって滲んで拡散して闇になる
朽木 裕

羊水でメレンゲってできる?
なんてコト夜な夜な考えてみた私は猟奇的かな?

人間誰しも死のうえに立って生きてて
こうしてる今も誰かが息絶えているのに私は生きてる のうのうと

なんか暇だから腕でも切ろうかなんて
ろくでもない思考を手にしてカミソリを探す
赤い点がだんだん繋がって滲んで線になるのを見るのがすき

ご飯なんて食べてないのにちゃんと生きてるんだなぁって感心するから
皮膚がピリッとする痛覚でちゃんと生きてるんだなぁって感心するから

生きてる私の体温が心が哀しみが色々な命と繋がって滲んで拡散して闇になる


命の軽さを教えてよ
私くらい死んだってどうってことないって云って


自由詩 生きてる私の体温が心が哀しみが色々な命と繋がって滲んで拡散して闇になる Copyright 朽木 裕 2010-09-16 00:29:51
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