「搾取」の言葉も知らないあの娘
マサトシハラ
とにかく感情的なぼくらは皮肉じゃない単純だ
エクストラな君を見ているのはぼくだけじゃない
君らもだ
朝の紫
虹色のオレンジ
コバルトの魚
左
一つのフレーズで新聞記者たちは世界を望む
ぼくらにはかんけいないことなのに
翼をとがらせて
文章を書きなおす
ウルトラを証明したくて
甘い言葉をささやく ずっと
アコーディオンの風景に
すこしずつぼくがうつってきて
しだいに盲目になる
ずっと
社会はいつだて「俺には関係ない」主義
こけおどしマドンナ
圧倒的な冗談は貪欲な大衆
原則の熱狂を梅毒にして
圧倒的なページはセンチメンタルのきわみ
貪欲な大衆
サファリ
おれはみなさんにいいます
ものごとのはじまりは存在します
けれどおれたちはふるえません
センチメンタルでした
社会がそうしたんです
オルグの引き出しを探して
主体性のない学生は
どこもかしこもモラトリアムで
君 20のあの娘 そうだろう
何がしたいんだよ