どうどうめぐり
古月

べつに
どうということはない
どうということはない
どうということはない
どうということはない

どうということはないものが
日暮し座敷で首を伸ばして
どうということはないものを
どうにかしてやろうとしている

それを
どうということはない私が
頬杖をついて眺めている
カルピスなんて飲みながら
ふんふん

どうということはない
どうということはない
どうということはない
どうということはない

どうどうど
う   う
ど 首 ど
う   う
どうどうど

そのうち鴨居に首がとどいて
どうにかなるんじゃないかしらん
らんらん

以下略


自由詩 どうどうめぐり Copyright 古月 2010-09-06 19:42:42
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