頭に思い描いていることが
すべて自分の思い通り
目の前に実現したら
それは楽しいことに違いない
でもそれは絵空事で
現実はいつでも
自分のやろうとしたことと
結果として現れることは
いつでもすれ違い


そんな時
自分の無力さを呪って
場末の酒場でコップ酒
いらだちを隠せないで
持ってた腕時計を
川に向かって投げ捨てる
ささやかな抵抗しか出来ない自分


本気で思えば叶う
なんて話は眉唾だけど
自分の思ったことに向かって
一歩一歩近づいていって
いつか何か一つでも
成し遂げることが出来れば
それはきみに
例えようのない喜びを与えてくれる


時々訪れる幸運を胸に思って
腐らずに生きていこう
それが普通の人間が出来る
幸せな生き方