育ちすぎた想いは・・・
森の猫

春から夏が過ぎ
秋になった

秋とは名ばかりで
残暑は容赦ないけれど

あたしの想いは
どんどん育つ

大きく 大きく
なりすぎて

手にあまるほどだ

もう やめよう
文通ごっこは

キミの声が聴きたいの
キミの頬にさわりたいの

あたしには
失って怖いものなんてない

いちど死んだ
あたしだから

あのとき
死んだの
もう 会えないと
感じた日から

想いだけが
育っていった

大きく 大きく
なりすぎて

手にあまるほどだ

もう やめよう
文通ごっこは

ホントのあたしを
みてほしい

ホントのキミが
みたいから


自由詩 育ちすぎた想いは・・・ Copyright 森の猫 2010-09-02 19:42:53
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