Alone
et ceteras
孤独が少し寂しくなったのは
あたたかさの意味を知ったから
わからないままでよかったけど、
わかっちゃったから苦しいよ。
いかれた誰かさんにおじぎして
これから先の路をきく
変だな、地図にはないみたい
ついでにコンパスも壊れてる。
伝えたいことあふれても
もう返らないあの感覚思う。
つなげて二人目が歩きだす。
どうやら走りたいらしいが、
脚を不自由にしたみたい
掌を伸ばしてはとじてみる
忘れたいけど、忘れない
こんな記憶が何か必要です。
いかれた誰かさんは立ち止まる
そこが終点とつぶやいた
交差する分かれ道の前、
もう歩けないと座り込む。
その人は手を患ってさ
どうやら杖が使えなくて
魔法をかけようとするけれど
火花は散って届かないんだ
あしたのこと
きょうのこと
きのうのこと
わすれないでいて
ぼくのことはどうでもいいから
あなたのことだけおぼえてて
さいごにあえてよかったのさ
きみはどんなひかりなんだろう
どうやら目を患ってしまってさ
あなたのひかりがみえないの
ありがとう。ぬくもりのままに
なみだのおとはきこえますか
わすれてくださいこのことは
いきててくださいさきのさきへ