月詠み
ポー


十六夜に抱かれ

結ばずの糸を 手繰れば…

また訪れる漆黒の闇に

運命(さだめ)の時空(とき)に

身を投じ

漂う果てに 何が待つ…



我が天命に従うのみ

与えられた鐘を 打ち鳴らし

数多翔ける龍の如く



宙(そら)へ舞い

闇を切り裂き

光放つ流星の群を 引き連れて…



この世に再び 轍を遺そうぞ



君の 笑みを尋ねて…



はじまりとおわりの

札を散りばめ

君と出逢うため…祈ろうぞ





自由詩 月詠み Copyright ポー 2010-08-27 01:54:59
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