SEKAI NO RETSUDAN

知らない間に歳を重ね続けていた
無性に昔に戻りたくなる時がある
辛かった思い出は美化されて
楽しい思い出に変わっていく

輝くような未来が見えない
薄暗い道を歩いている
ときめくような恋ができない
人付き合いに疲れている

抑えていた感情が 膨らみ続けて 悲しみの雨を降らす
それを僕は ただじっと見つめているだけで

いらない物は全て捨ててしまおう
真っ白な空間で自分だけを見つめて
辛かった思い出はそのままに
楽しい思い出は消えて行く

輝くような未来なんて無い
茨の道を歩き続けるだけさ
ときめくような恋なんてできるわけが無い
僕に 何ができるというのだろうか

抑えていた情熱が 萎み続けて 優しく微笑んでいた
それを僕は ただじっと見つめているだけで
ただじっと見つめているだけで


自由詩Copyright SEKAI NO RETSUDAN 2010-08-14 23:15:40
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