光速乱舞
うずら豆
たとえ月まで逃げたとしても
自分の陰からは逃れられない
陰は満ち欠けを繰り返し
決して消えることはない
でもそれを恐れるな
あばただらけの醜い自分を
きっと誰かが照らしてくれる
どんなに遠くに離れていても
きっと火星からだって
日向があれば陰がある
陰があれば日向がある
どちらも自分
二つで一つ
あるがままに受け止めよう
彗星のように流れていこう
刻の流れとともに
土星の輪に乗ってクルクル回ろう
光も陰も一体に
遠心力で
どこまでも
どこまでも
遠くまで飛べる筈だから
自由詩
光速乱舞
Copyright
うずら豆
2010-08-14 15:23:05
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