ほしのせかい
朧月

星がすきなのに
星座にはまるで 興味がない
プラネタリウムの傾斜の座席は
私を 私自身の夢の星へといざなう

隣のあなたは
きっとまた笑うのでしょう

線で結ばれた
星座たちはどれも
向こう側へむいて背筋を伸ばしてる

ひとつひとつをみてしまう
ほんとうの空の星は
ひとつひとつがきらめいて
選ぶ考えなど起こせなくて

どれがよい なんて考えは
どれが悪いにつながって
自分の心が苦しく
狭くなるけど

星たちは ひそかな等級の
違いさえ 思わずに輝く



自由詩 ほしのせかい Copyright 朧月 2010-08-11 22:14:24
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