こうして日が暮れる
ala
窓越しに外を眺めて
揺れる木々に風を感じた
私は扇風機に吹かれ
渇く眼に瞬きを繰り返した
そしてソファーに横たわり
髪を梳いた
このまま眠れば
全てなくなっているのではと
不安に襲われ
それでもあらがえない私は
眠気にただ身体を預け
小さく丸まるのだ
このまま猫になってしまいたいと
そして、ただ欠伸を繰り返した。
『こうして日が暮れる』
自由詩
こうして日が暮れる
Copyright
ala
2010-08-11 14:58:13