『灯火』
なごまる



 『灯火』


あなたの微笑みが


小さな灯火をくれた


顔をあげた僕は


まるで夜空に生きる星屑のひとつ


大きな 小さな 明るい 消えそうな


それぞれの灯火


あたたかくて儚い光


人も星も思ったより離ればなれ


だけど僕らはゆらめいて


つたえるために


つながるために


つながりたくて


みつけるために


あしたのために


一生懸命またたくんだ


薄闇を照らす


あたたかな火を灯す人よ


ありがとう


大好きです


一生懸命またたいて


あしたのためにゆらめいて


あなたにつたえます


灯火の消えぬ間に





自由詩 『灯火』 Copyright なごまる 2010-08-07 14:38:55
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