跳躍したき
榊 慧
塩分の
うすい膜が
少年、
夏は飛んでこない。
眼を充血、
陸のリンゴ。
焦りすぎだという警告
与え、
外って、どこだ?外って
水をたたえて
おれは
遠すぎるのだ
大体、遠すぎるのだ
瞑るなよ、瞑るなよ、
感応する末梢神経
「具合でも悪いのか」/叩く音が最も大きかった。/俺がおぼえているのは、
太陽はすこしだけ
哲学、
だれにも言えない、
ひとよりおくれてわらう、
それだけ、
でも/小さな鳥なんだ。
押してくれ、/、跳び上がる
自由詩
跳躍したき
Copyright
榊 慧
2010-08-02 21:57:43
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