トラウマ
空美

夕暮れの街
寂しいだなんて
どこからくる記憶だろう

誰かの庭先
小池に落ちて
もがいていたのは夢じゃない

ざわついた心は
夜に自分を責めて終わる

だけどそんなものはおくびにも出さない
悲しむ人を知っているから

広い公園
ひとりで遊ぶ
名を呼んでくれたのは誰だった?

遊びたいのに
怖くなって
逃げてしまったのはこの私


自由詩 トラウマ Copyright 空美 2010-07-29 23:30:27
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