サヨナラまめちゃん
こころゆくまま
先ほどまであった
小さな鼓動は
もう
どこにもない
麻酔が醒めかけ
意識が朦朧とするなか
今は亡き祖父が隣にいて
「最近の病院はどうもようわからんが、まぁ、間に合ったわい」
そう言った。
君は祖父に抱かれているようだ
きちんと、サヨナラができた。
元気で
いつか
そちらで会うときは
うんと
抱きしめさせてください。
それまでおじいちゃん
よろしくお願いします。
いつまでも
忘れないよ、お母さんは。
自由詩
サヨナラまめちゃん
Copyright
こころゆくまま
2010-07-27 22:55:34