愛でる手
瑠王

灯台みたいに光る目と
夜空を照らす回る首

両手は常に塞がっています
だって、なにが起こるかわからないでしょ
いつだって捨てられないもので手が一杯なの

お馬鹿さん
どんなに利口に生きてても
脚がなくては意味がないのだよ


ねぇねぇどなたか
脚を一本くださらない?
支えるだけの一本で構わないから

でもね、本当は私
全部なげうって
愛でる手でありたいの



自由詩 愛でる手 Copyright 瑠王 2010-07-27 12:18:16
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