*おほしさま
藤鈴呼
「ね、やっぱり 男を忘れる為には 新しい男よ。
ね、 アンタも そう 思わない?」
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そう 一番 大嫌いな 「私」に 成っていた
見た事は 無かったけれどね
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幼稚過ぎる 言葉の波でも
全て 貴方を 忘れる為に。
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私は 自分の想いは 信じるけれど
貴方の事は もう 信じない。
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遠い未来 余りに遠過ぎるから
今 見詰めなくても 良いだろうって
ズルイ アイツと おんなじ言い訳
楽な逃げ道 愚かさは 同等
タイムリミットだらけの 恋愛
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先に捨てたか 捨てられたかのではなく
持続力の 問題だった。
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「あと何分かかるの?」って
計算して
本当に 逢いたいのなら。
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人の愛し方を 知らない
彷徨ってしか 逝けない
キミが 可哀相だ
抱いてあげよう もう一度 強く。
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看板が 告げる
貴方の 住む街に
辿り着く 予感 秘めている
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君の夢を そっと抱いた。
「おやすみ」の キスも 失くしたままで
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自足では無いけれど 裸足の心で
半身に告げられた想い 蹴散らしながら
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君と過ごした 街を越えて
君の住む 場所へと向かう
君と暮らした 部屋を抜けて
君の待ってる 部屋の扉を
思い切り 叩く。
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僕は 約束は しないけれども
必ずや 君の元へと 行くってコト
読めやしないだろう 君は
付き合いが 短すぎたね
サヨナラしに 会えるのならば
ずっと このままでの こずるい選択
ぼやけたままの 杏の 朱の実
成り上がるまでの 短か過ぎる時間
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あの日 君を 追い駆けていた様に
君にも 追い駆けられたなら 良かった。
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もっと 深かったのよ ほんとうは。
お空の おほしさまが 隠してしまったの。
もう 会わないって 決めたから。
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