わんださいだー
石川

さいだぁ
けされるために生まれてきた
風見鶏の嘴
四方八方への路
くるりと北へむかうとき
あんだぁ
つぶやいた口笛
すこし汚れた半そで

わんだぁ
せかいじゅうにあまいだけの嘘と
玩具のようなかわいい音があふれて
うれしさが半分
かなしさがみえない
鯨のなきごえ
アマゾンの緑にとけた

まぁぶる
すろーてきすとじゃんく
すろーまにゅあるあーと
きみのもとへ手紙はとどかない
まんなかに切手をはって
くすりと笑うような
まよかなのすきまへと散りゆく
すろぅすぴぃどジャンク
音符たちの

おと
きしみ
かなしみ
おと
ゆがみ
おかしみ

そして、そのあと




未詩・独白 わんださいだー Copyright 石川 2004-10-14 12:10:21
notebook Home 戻る