永遠の一瞬
朧月

真夏の温度の中にいて
少しのけだるさを感じるのかと
おもってこわがってた今朝

無音の朝の気配には
なんの操作もなくて
自然の風にさらされる

ときが通り過ぎる
過去も今も未来も
ただ たっている私

理想の朝 なんて知らない
幾日の間のたった
ひとつの朝の風が
はるかから吹いてきた
としても 同じ

明日なにが消えても
それが予定された調和
だとしたら 従うだけのこと

ゆるやかにのぼってゆく
太陽を目で追う
だけの今日に しないつもりなのに
なぜかとらえられて



自由詩 永遠の一瞬 Copyright 朧月 2010-07-19 07:58:14
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