lihk sonnner preson
竜門勇気


いつもの光を眺めて
枕の上で縺れた四角に溺れてる
学生の声と濡れた街並み
混声と綺麗なドミノタワーの麓で

ハラワタのない虫たちと
戯れの演奏会
偽装されてはいる
欺かれても逃げない

こんなにたくさんの人がいるのに
うずくまって 丸まって
頭の中のソナー
爆発している光が花火に見えた

lihk sonnner preson
幾 千の 船を
人ごみの間に見る
lihk sonnner ureson
幾 千の 幽霊船を
見続けて代わりに沈む

華麗なままの停止
心の極と極は近すぎて
空間すら破れそうな
気ままな放電を続けてる

写真の空は
写真にしか見えないらしい
写真の心がわかるようになれば
写真になれるかも

楽しみを明日に残せる発明
繰り越しが続くこと
い。る? らない?
空想の中はさわれない

reek sonar
幾つの 空
reek sonar prison
幾つの囚われを
空想の中で飼う

空想の中の空想の手
カメラの中の空想の自画像
自画像の中の空想の手
瞬きごとに入れ替わる赤と青


自由詩 lihk sonnner preson Copyright 竜門勇気 2010-07-19 05:04:44
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