あのボールの、行方に
番田
浜辺へと歩けば、
島の彼方に船がいくつも浮かんでいるのが見えてきた。
そばには、サッカーをやっている黒ずんでいる子供たち。
足下へ、白いボールが飛んできた。
遠くにあるのであろう、ゴールに向かって短い足を振り上げようとした。
キーパーの股下を狙って一個のボールが飛ばされる。
しかし子供たちは、爆笑している。
あのボールは一体どこに消えてしまったのか。
買いもの袋を持ちなおして、笑いながら帰ることにした。
自由詩
あのボールの、行方に
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番田
2010-07-19 01:43:36
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