桜桃狩り(遠くに住む人と久しぶりに会った時の〜)
雨音些末

はじめての 旅先の道空晴れて
        君の助手席心はずんで

道脇の 緑の葉陰赤い色
        見れば桜桃光る宝石


好きなだけ 摘んでいいよと農園主
        うれしさの余り卒倒寸前


狂喜して 摘んでは頬張る私見て
        君は笑うよ 小熊みたいと


お土産に しようと袋に詰めたのに
        やはり摘むよ ひとつふたつと


来年も また行こうねと言ったけど
        今年は未だ君と会えずに

空見上げ つながる空のその向こう
        君に会いたい とても会いたい


短歌 桜桃狩り(遠くに住む人と久しぶりに会った時の〜) Copyright 雨音些末 2010-07-14 08:36:50
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