騎手
真島正人
つつがなく
夢を終え
私はもう目覚めている
ここにいる
一人の人間として
酋長の口笛を携えた
一人の血肉として
バネだけが
きしむひと時は
帰結した
それは他者により
投げ捨てられた
だから私は
水を流すだろう
一人の
新しいもの、汚れた
埃だらけの土を
忌むことを第一義とする
一人のものとして
自由詩
騎手
Copyright
真島正人
2010-07-12 10:33:13
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