雨とふたりで
朧月

いらないものを
雨に流すから
雨は泣いてしまう
あなたも
私を捨てるから
私も泣いてしまう

雨に濡れて
泣いてる雨に濡れて
とうとう止んでしまう雨のほうが
勇気があるの

ひとりになった私は
そこではじめて
たてると思う
たっていたいと思う


自由詩 雨とふたりで Copyright 朧月 2010-07-11 12:47:06
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