まる
うずら豆

歪んだ世界の圧力で
硝子の心臓は悲鳴をあげる

そんな悪夢は跳ね飛ばそう
僕と君と猫のために

空虚で満ちた風船は
遠くまで蹴飛ばしてしまえ

掛け違えたボタンは
思い切り笑い飛ばしてしまえ

今日はみんなでピクニックに行こう
硝子を太陽でピカピカに輝かせよう

あの丘から見える景色は
きっときっとまるいから


自由詩 まる Copyright うずら豆 2010-07-11 00:09:56
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