埃まみれの #2
瑠王

冬の間、生活していると
だんだんと埃まみれになってきて
粉糖をまぶしたケーキみたいに
頭の先からアルプスのよう
そんな時に誰かがやってきて
ふーっと吹いて埃が舞って
中から出てきた蓋をあけると思いのほか
陽気な音色のピアノだったりする

そんな偶然も時々夢見る


自由詩 埃まみれの #2 Copyright 瑠王 2010-07-07 16:35:47
notebook Home