悲しき文月
生田 稔

涼しきが慌しくも出で行きしつまの出勤心もとなし

緑濃し文月のつまの花壇のみ今は心の支えなりけり

曇り空風がそよ吹く庭に居て妻と神とを考えにけり

犬を連れ向いの娘御散歩して三歳の頃をふとおもう


短歌 悲しき文月 Copyright 生田 稔 2010-07-07 08:09:47
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