雪乃

私は体だけ育ち 甘えるのも体だけ

そんな私は殻だらけ。

殻にばかり閉じ籠っていて 本当の自分は見失いつつ有って

だから貴方の質問にも直ぐに答え切れない

頭で理解してても 納得はして居ないと彼は云いました。

でも 納得はしてるし かと言って 彼が変な訳でも無いから

そんな矛盾から生じる苛立ちが 彼を追い込む

でも彼を怖いと感じる感情は皮肉にも素直で 彼に踏み込めずに居るのも事実。

何がそうで 何が違うのかすら 判らずに居る私は一体何なのだろう

あと一年待つと彼は云いました。

だけどあと一年待たれても 私は貴方に深く踏み込め無い気がして怖いの

未だに 貴方を怖く感じるから 腹を割って話す事が出来無いの

もし 一年経っても状況が変わらないのなら…

貴方に甘えて居るのは体 求めて居るのも体

寂しいのはココロ 納得して居るのに追い付いて無いなもココロ

直ぐにゴメンって言うのはね

私が私を護って居るから

凄く失礼だとも思う 凄く情けないとも思う

でもそれが素直な感情

人を愛しいと思うと同時に怖いと感じるなんて皮肉過ぎる

ねぇ 何でかな こんなに臆病で こんなに自分が可愛いなんて

情けなさ過ぎる

愛されて居る事は感じるの でも 私が踏み込め無いのは

本当に信じて無くて 頼ってないから

全て私の非にしてしまえば 自分を護れる

……何て酷い台詞

何でかな 今まで 本気で人を 好きになった事が無いから

踏み込めないし 接する事も出来無い

だから 私は………べきでは無い

どうしたら 人のココロに踏み込める?

でも土足で ズカズカと 私が立ち入る事が 果たして 赦されるのでしょうか?

それこそ ココロを 踏み躙るだけ

だから 私は 踏み込めない

だから 貴方の 懐に 踏み込めない

あと一年経っても変われ無かったら………よね?

ねぇ?神様。

私にご褒美は必要でしょうか?



自由詩Copyright 雪乃 2010-07-05 02:10:09
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