岬
光冨郁也
祖父のあとをついていく。
海を見渡す墓地で、親せきたちが鎌で草を刈る。わたしも草を刈る。
母が野の百合を、見つけ出した墓に供えた。
波は白い。
自由詩
岬
Copyright
光冨郁也
2004-10-11 21:01:14
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