光の射す部屋
れもん

まばらに差し込む光
手をくぐらせ
ぬくもりを確かめる

朝はやってくる
だからこの胸の不安も
いつしか消えていく

横に眠るあなたの鼾が
何よりも
何よりも煩わしい

近しい人っていうのは
どうしていつも
必要以上に凶器となってしまうのだろう


だけど
あなたに壊されてしまいたい。


自由詩 光の射す部屋 Copyright れもん 2010-06-27 21:52:48
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