おつきあい
……とある蛙

昔々(むかしむか〜し)は無関心
徐々徐々にに親しくなって
今は友と呼べる奴

昔々いつも傍らに蹲(うずくま)り
たまには気になるときがあるが
それはいつでも憂鬱さとともに

昔々は青と黒
グラディエーションのままに蹲り
だんだん頭の中に入り込み
今ではいつも気にかける ん

そいつを自慢にする輩
そいつが負担になる輩
そいつを利用する輩
そいつに食われちまう輩

人それぞれに悩んでは

それが正しい取り扱いだと
訳の判らない正義の味方
そのようにすべきだと
訳の判らないのにしたり顔

それはいったい何なんだ
訳が分からず不安顔
なるようになるさと
訳の判ったような無責任 ん

話題のない時の逃げ道で
同年配の接着剤?
胃薬の軽い禁断症状

おい老いと仲がよく
おい老いと気にかけて
結局悪い付き合いで

若い時は美しく
醜くなって仲良しに
いやでもとても気になって

忘れていても逃げられす
人によっては忘れてしまう
軽い発作と胃薬の禁断症状

脳梗塞と胃潰瘍
結腸癌と糖尿病
心筋梗塞、気管支炎
そうそう前立腺肥大

どれもこれも悲劇的
どれかに向かって一直線
ひどい発作と胃腸薬
色とりどりの薬を見つめ

そのまま死ぬまで付き合うか。

どいつもこいつも
鬱陶しいくらい
健康な病気自慢だ
本当に健全な病気持ちだ。



自由詩 おつきあい Copyright ……とある蛙 2010-06-27 13:56:12
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