浮いている
森の猫
ママは
数センチ 浮いてるんじゃない?
なんだか
ふわふわして
とらえどころがないよ
娘は言う
中学の頃
娘の友人と同レベルの
テンションで話す
あたしが
恥ずかしくて
たまらなかったとも
そうだったの
今 言われてもねぇ
ずうっと
あたしは
あたしだ
自分に目覚めてからは・・・
ハハである前に
ひとりのオンナに
なってしまう
PTAなんて緊張して
あたしは 気分が悪くなる
学校やお役所は
苦手だ
なんだろう
あの 囲まれたような
圧迫感は
浮いていても
受け入れてくれる
世界がある
それは
詩の仲間たち
そこにいると
年齢も性別も
気にせず
ひとりの自分になれる
浮いている
いいじゃない
浮いたまんまの
あたしが
あたしだから