浮いている
森の猫

ママは
数センチ 浮いてるんじゃない?

なんだか
ふわふわして 
とらえどころがないよ

娘は言う

中学の頃
娘の友人と同レベルの
テンションで話す
あたしが
恥ずかしくて
たまらなかったとも

そうだったの

今 言われてもねぇ

ずうっと
あたしは
あたしだ

自分に目覚めてからは・・・

ハハである前に
ひとりのオンナに
なってしまう

PTAなんて緊張して
あたしは 気分が悪くなる

学校やお役所は
苦手だ

なんだろう 
あの 囲まれたような
圧迫感は

浮いていても
受け入れてくれる
世界がある

それは
詩の仲間たち

そこにいると

年齢も性別も
気にせず

ひとりの自分になれる

浮いている
いいじゃない

浮いたまんまの
あたしが

あたしだから


自由詩 浮いている Copyright 森の猫 2010-06-26 02:18:46
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