トリッピン・シェリー
香織Blenda
レンガだたみ ブーツ鳴らして シェリーは歩いてく
本屋の前 通り過ぎる時 風に髪が揺れていた
時計台の小人の人形 午後二時に 踊りだす
どこか寂しそうだけど つよい瞳でそれを見てた
Ah この街も流れてる空気も オマエの心を捕えられない
戸惑いを 思い出と共に過去にして飛ぶんだね
トリッピン シェリー 二度と戻らない旅に出るんだね
トリッピン シェリー 止めはしないよ 好きにやればいい
工場跡の遊園地は今日もたくさんの人で
溢れていたよ 観覧車の前 長い行列 できていた
帰り道は夕立がきてヘッドライトが
滲む中を傘もささずに濡れて歩いてた
Ah 宝物なんて何も無いよ 今のオマエには だから
ふたりでみた いつかの朝焼けも過去にして飛ぶんだね
トリッピン シェリー 二度と戻らない旅に出るんだね
トリッピン シェリー 止めはしないよ 好きにやればいい
菜食主義者のコオロギが中庭で鳴いてたよ
そこから見える空は少し歪んだ 楕円形
水色の絵の具で地球儀を塗りつぶしたあの日から
オマエは心のレコードに針を落とさない
トリッピン シェリー 二度と戻らない旅に出るんだね
トリッピン シェリー 止めはしないよ 好きにやればいい
トリッピン シェリー
トリッピン シェリー やればいい