越冬
番田 

思いを流れる
風の中に ぼんやりと
私は眠る
風の どこに流れるのだろう


考えることなど ない
笑うことすらなくなった
食べていられたならと いつも願っている
幸せである世界を見つめている


季節は巡る
何事もなかったかのような 私はいた
私の ためらっている 間違っているのかもしれない
歩き出すことすらなくなって



自由詩 越冬 Copyright 番田  2010-06-22 01:43:25
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