このことばくらい
かんな

朝の陽射しは太陽のあいさつです。

過去にも未来にも生きる場所はないから今を生きていたりする。

好きな場所 雨上がりの空の下、虹の端っこ。

空が暗い でも月が眩い これを夜って呼ぶのか。

大切だ、と思ったらそのまま大切だと伝える。そういうのが好きだ。

晴れた日は自然と空を見上げるから、上を向いて歩きやすい。

何もしなくていいから、忘れないでいることが大事ってことあると思う。

穏やかに生きる。

どうでもいいことだけれど、「いつの日にか」は門をくぐると「いつの間にか」になるんだね。

季節がきをつけをして、春風が行進をはじめるころ、花々がいっせいに咲き乱れる。

明日がいくらあっても足りない。

桜坂 鳥のさえずり 風の群れ 匂いたどれば 宵の月 (花鳥風月を詠む、なんてね)

花は咲くために花ひらくのか、それとも散るために花ひらくのか、考えると答えに迷う。

用意したことばってこころに響かなくて、ふいに口をついてでたことばが、胸につきささったりする。

目的のない散歩って何だか好きだ。目的地がないだけでひとは随分自由になるんじゃないだろうか。

忘れてゆく記憶を思い出として拾い集める行為って大事だ。

すべてを捨ててしまうよりは、たったひとつでも抱きしめていたい。

誰のこともたいせつに出来ないなんて、そんなことはないとおもう。

さようならを抱えきれないときがある。

つぶやくことが長くなれば長くなるほど、そこにはエゴがでてしまうような気がしている。

わたしからあなたへ届けられるものはこのことばくらいです。



自由詩 このことばくらい Copyright かんな 2010-06-21 17:22:54
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