闇夜の烏
舞狐

みんなが巣へ帰るのを
なんとなく眺める烏

木の枝が
夜露に濡れて
涙の雫をたらしてる


闇に溶けた烏
朝までここに

朝日が烏を
見つけてくれるまで
こうしてこのまま




まるで剥製のように
動かずに


そっとこのままで




自由詩 闇夜の烏 Copyright 舞狐 2010-06-20 12:13:15
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