四月に見た幼女
一 二

雪降るように桜舞う
薄桃色に輝く道の
向こうの果てに
愛しい愛しいあなたがいた


薄桃色の霧雨
水之色に緑の薫り
ぼんやりとした彼岸の先に
愛するあなたの姿が見える


愛しい愛しい愛するあなた
確かにあなたはいた筈なのに
ふと振り向くと
ただ、桜の花びらが散っているばかり


ふと気がつくと夜路に一人
私は孤独に佇んでいて
愛するあなたを想い
ただ、桜吹雪を見つめていた…


自由詩 四月に見た幼女 Copyright 一 二 2010-06-19 00:16:19
notebook Home 戻る