izumi

「もう十分苦しみました」
そして
「これからも苦しみ続けるでしょう」

心の苦しみ 身体の苦しみ
人は苦しみを背負って生きている。
生きるほどに苦しみは増し
私たちを蝕んでいく。

いつも楽しい話をして笑っている人も。
生きがいを持って仕事に打ち込む人も。
毎日遊んで暮らす人も。

一人になれば 
皆 人生の影に気付く。
光があたると出来るように。
人生も生まれた瞬間から光があてられる。
影は 皆違うから私からは何も言えない。

そう。
自分だけが知る影。
誰が何と励まそうとしても 見守ったとしても
影は消えない。
自分でも消せない。

苦しみと影
人生と光

どちらを重要視するかは その人次第。
私はぐるっと一周し
やっとこのことに気付いたところ。
そしてまた一つ苦しみを背負う。

苦しみを人生に生かせるか
私はじっくり考える必要がある。
影はその様子をじっと見つめている。


10.2.23


自由詩Copyright izumi 2010-06-18 22:08:58
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