枯れた肌に
森の猫
涙は無尽蔵のあるものでは
ないらしい
泣きはらした夜を過ぎ
涙は 枯れた
ひとまわり
ちいさくなった輪郭
はっと
我にかえり
手鏡をのぞき
ローションパックをする
いつか
いつか
キミに会えたなら
もっと
いい女でいたい・・・
そう思ったら
また
涙ぐんだ
自由詩
枯れた肌に
Copyright
森の猫
2010-06-12 01:46:21