創書日和「結」 きみのような
逢坂桜
カラフルなラップに包まれたおむすび
ころんとまるく
どこまでも行ってしまいそうなカタチ
「食べないの?」
いぶかしく、心配そうな声音で、顔を覗き込まれる
「もったいない、かな」
「いっぱいあるよ?」
かじって壊すのが、と、言えず
「そうだね」
やわらかくほっこりする、きみのようなおむすび
自由詩
創書日和「結」 きみのような
Copyright
逢坂桜
2010-05-31 23:41:49
この文書は以下の文書グループに登録されています。
創書日和。