たえる日々
唐草フウ


哀しいのと忙しいのと
複雑なしおりのつみ重ねで
食べて汗をかき
お腹ゴロゴロの日々
ゆとりなく

ぎゅいいとチュウブをひねり出す哀しみのつぶたち
出てきたり戻ったり
結局は循環を滞るとき、苦しい
模造紙で丸めこむときの
おいこみが 津波のようで、苦しい
使い込まれたハブラシの終末を心配しては、苦しい
 
なにか言葉をかけてもらいたいけど
なにかのかたちで温もりがほしいけど
今はただ生きて過ごしてる
それで胸の中は減塩される気がする
それだけでもこころの水分は









自由詩 たえる日々 Copyright 唐草フウ 2010-05-31 21:08:44
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