僕が
二人、
三人、
四人、
５,６,７…

独りは書類をまとめて
独りはコピーを
独りは知識を蓄え
独りは人脈を得る
独りは体を鍛え
独りは眠る
独りは親の面倒をし、
独りは子供の、
犬の、
猫の、
亀の、

独りは世界を救い
独りは犯罪を犯す
独りは自殺し
独りはそれを見て自殺し
独りはそれを止めようとして、
間に合わず、
背負い、
自殺し
間に合い、
自殺し
間に合い、
幸せに暮らす

幸せだからワルツを踊る
皆で手を取り
音楽に合わせ
ランランラン
タッタッタ
ササッとね。

想像してみな
気持ちが悪い
電車の中
窓に写るは
スーツを身に纏った
憂鬱な男
目の前の女性に聞いてごらん
「ワルツを踊りましょ?」

全ては時と場合
そして、
その「時」は一生
訪れることは無い
決して

そう、
決して

体力が足りないのだ
何をするにも
基礎的な体力が足りないのだ