群青の回廊
吉岡ペペロ



うらぶれた仕事がえり
なんだか日も長く夜7時
微笑んでくれたのは
群青の空と
人工の光だった
否、色に名前をつけ
空をその名で形容したしゅんかん
空は人工そのものだったのだ

家路とはなんであろう
物足りないたましいたちが今
ただ戻るだけのお話しなのに
戻る?
何処へ?
人工を越えて
人がつくりだしたものへの哀惜を
ぼくらは家路というのだろう

うらぶれた仕事がえり
なんだか日も長く夜7時
微笑んでくれたのは
群青の空と
人工の光だった
否、色に名前をつけ
空をその名で形容したしゅんかん
空は人工そのものだったのだ


携帯写真+詩 群青の回廊 Copyright 吉岡ペペロ 2010-05-28 01:05:01
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