混ぜる
山岸美香

温めては、作った白い膜を 棒でかき混ぜて破っていた。
ゆるゆるとした所で飽和を繰り返して
痛みと終わりが来ないようにした。

それが今までの私で、もし
変わらなければいけないのなら

ひたすら混ぜていくしかないのではないか。

だから私は
今日で棒になろうとおもう。

なめらかに 混 ぜ て い く の だ。



自由詩 混ぜる Copyright 山岸美香 2010-05-27 16:12:48
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