薄羽蜉蝣
ベルヤ
ゆめいろがどんなかしっているよね
ほしのかずほどあるってこともわかるだろ
それはろまんてぃっくにえがおがてんのかわにうつるのかい
うたがいをもったことってだれでもあるの
わらいながらほかのげんえいをえがくのはあたりまえなんだ
はははとわらわれたぼくだぞ
ふるくさいしふるくさいにおいそんなものたち
わすれられてつちにうめたしんでしまったうさぎだよ
ほねになっているはずのものってなんだったんだっけ
いわなくてもいいことをはなしている
いかりをわすれておこれなくなって
ぽたぽたたれたそれはまっくらなうちゅうのもっとむこう
つちのなかよりくらいんだ
あかいろがどんなかしっていないだろ
だれだってわからないこともあるよ
それはろまんてぃっくにひんまがったきのどくなえいぞうさ
すってごらんいきしてごらん
いきてるじっかんわかるっておもうかい
そんざいがくうきなんてかんがえてもひつうなおとぎばなしだ
ぽっつりゆがみをのりこえたひとつぼしさ
おまえはそれだけつよいんだろうな
けいさんされたげんえいだから
ちはながれているのかいかたまったらしっぱいだ
でもしんぱいはみんなしらないからえがおのままでいいのさ
きにもとめないおんちだとかぐどんんだとか
のまなくてもいいのむなやめとけわなだから
ほらいつわりをかたってしまっているのにきづけない
どうじょうみたいなしごのようにげんごかされたいのか
つかれたらねむれひっしにねむるんだ
かわいそうだねゆめははてしなくひっついてくるからさ
おかしいけれどかぎりはときのくるまでねむることなどできない
ばかだねえっていわれたぼくさ
おもしろいとーんはいくえにもかさなりりかいなんてげんご
ろうそくにひをともしせつないこうをたく
ぼくはぼくでないために
ぼくでありつづけなければならないことはないのさ
薄羽蜉蝣はうつくしい
かいてきないきばしょのありじごく
ぼくはそのようでなければいけないとおもうふもうなかげふみ
かげのないぼく
たれるみずおと
ながれるあか
おまえだれ
おこらせようとしてもむださ
ぼくはいかりをもたない
いきをしない
ことりのかさかさ
てんへまう
あかのつぶつけて
ぼくさ
けいさんしきのなか
くみこまれた
もうはじまっている
とめられない
せきたてるどみのだおし
みちしおのうみ
のみこんでおくれ
かえすよ
いろを
ぼくにはいらないから
なにも
いらないから