去り際
はるな

とじられたみじかな睫にさす寝息晩春をひきとめている夜

やわらかな毛布と肌の中間にうすくかく汗で季節をしる

曇天も蝶々もみな教えられることなく去り際にゆく



短歌 去り際 Copyright はるな 2010-05-19 07:31:08
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ちりぬるを